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完敗
2007年10月07日
リーガ第3節、昨年王者のエルチェと対戦した藤田安澄所属のモストレスだが、1対6と前節までの勢いを吹き飛ばされるような完敗を喫した。
王者を迎えるにあたってモストレスの準備不足は明らかだった。マドリーをおそった季節の変わり目に選手たちは飲み込まれ、4人が体調を崩したうえ、その内2人はプレーが出来る状態まで回復することが出来ず、モストレスは10人で戦うことを強いられた。
また、その体調を崩したメンバーの一人に藤田も含まれており、週中には点滴を打ち、練習に不参加するなど決して万全な状態ではなく、「踏ん張りが全く利かずに足が動かず、全然駄目だった」とスペインのトップチーム、入団を許されなかった相手との対戦に本来の力を出せなかったこと、成長した姿を見せることが出来なかったことを悔やんだ。
第2節の相手ナバルカルネロはフィジカルを前面に出したプレーをしており、チャンスを掴むことができたモストレスであったが、王者の前にはチームのコンディション不足を差し引いても手の出る相手ではなかった。
エルチェはフィジカルだけでなく、技術、チームプレー、戦術全ての面でマドリー南部のクラブを一回りも二回りも上回る完成されたチームで、目に見えるような圧倒的な力は決して見せないものの、精密機械のように冷静にボールを支配し、まるでリプレーを見るかのように右に左にモストレス守備陣を振り回し前後半共に3得点を簡単にあげており、後半モストレスはソフィーのゴールで1点を返すも焼け石に水だった。
藤田にも前後半一度ずつチャンスは訪れたものの、この日はネットをゆすることは出来ず、メンバーから練習欠席をチャラにするために課された5得点のノルマ(半分以上は冗談ではあるし、このような話が出ることはチームに藤田が溶け込んでいることを感じさせるもの)を達成することはできなかった。
9日、フットサル日本代表でプレーするために日本へ帰国する藤田だが、「このまま日本に帰るのは悔しい」と負けん気の強さも見せており、この敗戦が更なる飛躍の糧となることを期待したい。
