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Valladolid奮戦記 〜 スペインでの指導者ライセンス取得を目指す日本人の活動記 〜
2007年11月20日
JORNADA10/ サンティアゴ・ベルナベウより
週末にマドリードにて、スペイン代表の試合を観戦して来ました。
来年開催されるEURO2008への出場を確定するかどうかという試合だったので、
代表チームの真剣な試合が見られる、と楽しみにして行ってきました。
結果は、ご存知の方も多いかと思いますが、
スペインが勝利し、来年の本大会への出場を確定させました。
せっかく観戦したので、細かくなってはしまいますが、
個人的な感想を書かせて頂こうかと。
まず、結果を伴った良い試合だったと思います。
スペインが中盤にテクニックのある選手を揃え、
ボールをキープしながら、何度もチャンスを作っていました。
遅攻から崩しての得点は1点だけでしたが、
得点に至りませんでしたが、良い展開をした場面が多く、
観ていて非常に満足できる試合でした。
中盤で狭いスペースで相手がかけてくるプレッシャーに対し、
正確で速いパス回しから、スペースのある逆サイドに展開し、ボールをキープ。
パスの長短を駆使した左右への揺さぶり、
さらにワンタッチプレーとドリブルを織り交ぜて局面を打開。
うまくリズムを変化させた攻撃に、
相手はとらえどころも無く、
後手を踏んだ守備しかできなかったのでは、と思いました。
というコメントで終われば、ニュースや新聞でわかるので、
ここから更に本格的に・・・
結果的に、この試合、大きく3つの流れがあったと思います。
1) 前半15分くらいまで
2) 前半15分以降
3) 後半
実際に相手を圧倒しだしたのは、前半15分過ぎから。
それまでは、守りを固める相手の守備を崩しきれず、
MF・DFでボールを回しながら、
攻め手を探すものの、決定的には崩せず。
しかも中盤でボールを奪われ、
速攻から3人だけで決定的なチャンスを作られました。
幸い失点には至りませんでしたが、ヒヤッとした瞬間でした。
相手を崩しきれなかったのは、
DFライン、MFラインの2ラインのバランスが良く、
特にボランチ2枚が、スペインのボール回しに対し、
きちんと対応し、中央のスペースを上手く消せていたのが1つの要因。
またスペインも、無理にこのゾーンを使うのではなく、
まずはボールキープ、という感じで、
リスクを冒してなかった、というようにも感じました。
では、前半の途中から何が変わったのか、
観ていて感じたのは、このゾーンを利用しだしたという事。
トップが下がってきて、ボールを受け、
ワンタッチでボールを裁く・・・
トップが下がってくる事で相手のDFもついてきて、
DFラインにスペースが生じ、
そこに中盤の選手が飛び出し、空いたスペースを利用する・・・
或いは中盤の攻撃的な4人が2ラインの間のスペースで動き、
そこでプレーする事で、DFもしくはMFが守備をしなければならず、
徐々に2ラインのバランスが崩れていたように思いました。
そして、2点取って前半が終了し、後半から相手がシステムを変更。
守備的MFの1人を下げて、やや攻撃的な選手を投入。
これで完全にリズムはスペインのものへと変わりました。
というのも、相手の守備的MFが1人となり、
この選手の両脇にできたスペースを、他の選手がケアできず、
そこでスペインの選手が自由にプレーできるようになったから。
その後のスペインの攻勢ぶりは
恐らくニュースでもあったかと思いますので省きます。
多少、なぜそこでシュートを打たない・・・と思う部分はありましたが、
遅攻の際の動き等は、観ていて非常に勉強になりました。
実際に前半途中から動きが変わったのが、
選手個々の判断によるものでは、と思ってます。
(確認したわけではないので推測です。
当初からの戦略であれば・・・凄い分析力、と言うしかないですが)
相手のプレッシャーを速いパス回しでかわし、
それをチーム全員が意図して実行できる点、
或いは試合途中で相手の守備を崩すために、
動きを変えた判断力という部分は、
日本人でも培えるものでは、と感じました。
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リーガブログ・ドット・コムでは、現在林和義氏の
Valladolid留学記を連載中!
【プロフィール】
・林 和義
・奈良県出身。32歳
・サッカーの虜になる事、20年。
・勤めていた会社を辞め、
スペインで指導者ライセンスを取る為に今年7月よりValladolidに留学。
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